目で 聴くこと
 組員が、はじめて、臨書を体験。

亀の甲羅や、青銅器に残された文字を、そのまま写し取るようにかく。


甲骨



金文



「何のために? どうして? 好きに文字をかきたいだけなのに?」




形臨(けいりん)、意臨(いりん)、背臨(はいりん)

何十年という長い年月を経て完成される臨書の世界だが、

臨書のもつ一番大切なことは、 「目で聴く訓練」 だと思う。

拓本の写真をきちんと見て、そこから、その時代の人たちの息遣いを聴き取る。

一文字づつ、

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じっくりみて、

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書く。

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見ているツモリが、今の漢字を書いていたり、



線の長さや角度が違ったり。

たった4画の「王」という一文字でも 拓本と違うところを指摘するたび、

「うわぁ、ほんとだ! そうなんだ、あ、完全に見落としている。。。」


記憶されてた文字と全く違ったことに、愕然とする組員たち。

「王」は、鉞(まさかり)の呪器の形から生まれた文字であり、

そこに込められた意味を知ることで、

はじめて、「王」という文字から古代の息遣いを聴き取り始めたようだ。


見て、聴いて、はじめて古代文字を書く意味があると思っている。



「想いを表現する」という強い本能が、文字を生み出した。

時には、命がけ。

権力者が認めなければ、その場で斬首されたという。


さまざまな変遷を重ねて今に至る文字。

その空気を感じた後の組員たちの表情は、幾分、引き締まって見えた。



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【2008/07/11 10:00】 | 天遊組道場 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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